傘がない!!
仕事の帰り道、雨はやんでいた。
雨がやんでよかった。
そう思って家路につく。
信号待ちしていると、
ふと、傘がないことに気づいた。
確か昼休みに喫茶店に行ったときに、傘を持って行きそのまま持って帰ってくるのを忘れたような気がする。うん、たぶんそうだ。傘を持って職場に戻った覚えがない。喫茶店に忘れてきたんだな。そう確信した私は次の日の昼休みも同じ喫茶店に行った。傘立てを見てみたが、私の傘はなかった。ウェイトレスに傘の忘れ物はなかったか聞く。紺色と赤の模様の入ったビニール傘の忘れ物はなかったですか。
サンドウィッチと紅茶を飲んでいると、ウェイトレスがやってきて、「探したんですけど、なかったです」とのこと。おかしいなあ、確かに傘を持ってきて、そして持って帰った覚えがないのだけれど。でも、ないというのだから仕方がない。会計のためにレジに行くと、マスターが言った。「昨日、私がレジさせてもらったとき、確か傘を持って帰ってましたよ。」えっ?そうなの?私は自分のことなのに覚えていなくて、マスターはちゃんと覚えていてくれたようだ。ここの喫茶店には頻繁に行くので、顔を覚えられていてよかった。「そうですか。私の思い違いかもしれません。探してみます。」会計を終え、喫茶店を出た。
昨日の記憶をたどる。傘を持って帰った記憶は絶対にないと思っていたけど、言われてみると、「雨が降っていなくて、歩いている人は誰も傘を持っていないのに、私だけ傘を持って歩くのはいやだなあ」とか思いながら職場へと歩いた記憶がある。ということはマスターの言うとおり、傘を持って帰っていたということだ。さらに、その傘は職場の置き傘なので、もしちゃんと持って帰っているのならロッカーの中にしまったはず。職場のロッカーを開けてみると、あった!!傘があった!!なんということ。私の記憶は本当にむちゃくちゃだ。
私は普段ロッカーを使わない。ロッカーに入っているのは、緊急時の薬、置き傘、置き日傘、紙袋くらい。こんなことなら、喫茶店に確認する前にロッカーを開けるべきだった。すべてを無意識のうちにやってしまっていたのだろう。結果的に傘が見つかってよかったけど、どうして私の記憶はこんなに曖昧なのだろう。もっとしっかりしろよ自分、と思ったのであった。
雨がやんでよかった。
そう思って家路につく。
信号待ちしていると、
ふと、傘がないことに気づいた。
確か昼休みに喫茶店に行ったときに、傘を持って行きそのまま持って帰ってくるのを忘れたような気がする。うん、たぶんそうだ。傘を持って職場に戻った覚えがない。喫茶店に忘れてきたんだな。そう確信した私は次の日の昼休みも同じ喫茶店に行った。傘立てを見てみたが、私の傘はなかった。ウェイトレスに傘の忘れ物はなかったか聞く。紺色と赤の模様の入ったビニール傘の忘れ物はなかったですか。
サンドウィッチと紅茶を飲んでいると、ウェイトレスがやってきて、「探したんですけど、なかったです」とのこと。おかしいなあ、確かに傘を持ってきて、そして持って帰った覚えがないのだけれど。でも、ないというのだから仕方がない。会計のためにレジに行くと、マスターが言った。「昨日、私がレジさせてもらったとき、確か傘を持って帰ってましたよ。」えっ?そうなの?私は自分のことなのに覚えていなくて、マスターはちゃんと覚えていてくれたようだ。ここの喫茶店には頻繁に行くので、顔を覚えられていてよかった。「そうですか。私の思い違いかもしれません。探してみます。」会計を終え、喫茶店を出た。
昨日の記憶をたどる。傘を持って帰った記憶は絶対にないと思っていたけど、言われてみると、「雨が降っていなくて、歩いている人は誰も傘を持っていないのに、私だけ傘を持って歩くのはいやだなあ」とか思いながら職場へと歩いた記憶がある。ということはマスターの言うとおり、傘を持って帰っていたということだ。さらに、その傘は職場の置き傘なので、もしちゃんと持って帰っているのならロッカーの中にしまったはず。職場のロッカーを開けてみると、あった!!傘があった!!なんということ。私の記憶は本当にむちゃくちゃだ。
私は普段ロッカーを使わない。ロッカーに入っているのは、緊急時の薬、置き傘、置き日傘、紙袋くらい。こんなことなら、喫茶店に確認する前にロッカーを開けるべきだった。すべてを無意識のうちにやってしまっていたのだろう。結果的に傘が見つかってよかったけど、どうして私の記憶はこんなに曖昧なのだろう。もっとしっかりしろよ自分、と思ったのであった。
スポンサーサイト